高谷さん、ローズさん、金井さん
川口市や蕨市など、埼玉県南部は、近年中東、東アジアなど各国からの移民が増加し、注目される。
昨年東京・練馬区で開かれた難民・移民フェスの第2回が、今年はJR川口駅西口の川口西公園(リリアパーク)で開催された。
書籍や雑貨、フード、スイーツなど多彩なブースが並び、ダンス、音楽、トークなどのステージが展開し、交流を楽しみながら、難民、移民の背景や課題を知るイベントになった。
同実行委員会は多様な宗教、市民を背景にした人々が集まるが、アトゥトゥ・ミャンマー支援、外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト教連絡協議会、マイノリティ宣教センター運営委員会などキリスト者を中心とした団体も協力した。

ステージでは同実行委員会の高谷幸さん(社会学者)、金井真紀さん(文筆家・イラストレーター)が、イラン出身のサヘル・ローズさん(女優、タレント)を迎えてトーク。

ローズさんは公私にわたって難民や困窮者の支援に取り組む。

「今起きている紛争や難民の問題も、どこか遠くの国の出来事ではない。私たちは何らか問題にかかわっていて、無関係ということはありえない」と複雑な国際関係に思いを向けた。

「知らない、ということが差別を生む壁になる。今回のイベントのように、その国を愛する人たちの料理や音楽に興味を持つことで、その国の人々に関心をもってほしい」と勧めた。

当日は大粒の雨に見舞われたが、会場は多くの人出でにぎわい、昼過ぎまでには各ブースで「完売」の札が多く見られた。

 

難民、仮放免者支援者の大澤優真さん(社会福祉士、大学講師)は「今回楽しいイベントではあるが、これらを多くの『仮放免』の人々が準備してきた、彼ら彼女たちは、今日は楽しくても、明日から、働けない、収入を得られない、苦しい現実がある」と、難民認定がされない仮放免者の過酷な境遇を解説した。

仮放免者問題について、113日には国連は日本に対して「改善」の勧告をしたことにも触れた。

「まずは『仮放免』について知ってほしい。次にそれを回りの人に伝えてほしい。さらに支援に協力してもらえれば。できることは様々ある」と語った。

 

クルド人の子どもたちのダンス、アフリカ人女性のゴスペル、アフリカンドラムセッションなどがあり、聴衆が一帯となり楽しんだ。

困窮者のための食事、衣類提供のブースもあった。

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