日本が朝鮮半島を植民地化していた時代、朝鮮総督府林業試験場の職員として朝鮮にわたり、朝鮮人を愛し、朝鮮人からも愛された浅川巧。巧の半生を描いた映画「道縲恃虫・の人」(江宮隆之原作、高橋伴明監督)が今年、日本と韓国で公開されるなど、巧について知る人々も徐々に増えてきた。だが、キリスト者としての巧については今もあまり知られていない。巧の故郷、山梨県北杜市にある聖公会・長坂聖マリヤ教会で8月18日開かれた「2012年平和記念講演会」(同教会主催)では、広谷和文氏(聖公会神学院校長)が「キリスト者としての浅川巧」をテーマに講演した。(中田 朗)

【詳しくは紙面で】

写真=白磁に魅せられた浅川巧
(写真提供=浅川伯教・巧兄弟資料館 c浅川文彦)