デジタル宣教団体も一堂に 第四回 ローザンヌ世界宣教会議より ⑭
同会議では、「デジタル」を全面的に押し出していた。特に会場ロビーに特設された「デジタル・ディスカバリー・センター」には約40もの、先駆的団体がブースを構え、多くの来場者と交流し、活気があった。内容は、メディア伝道、教会管理、学び、宣教協力プラットフォーム、ゲーム、未伝地域のデータや聖書翻訳、祈りの促進、など多岐にわたる(URLcongress.lausanne.org/digital-discovery-centerに各団体の紹介とリンク)。
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分かち合いで強まった宣教の力 第四回ローザンヌ世界宣教会議より⑬
目立ったのは大きなディスプレイで紹介されたオンラインゲームコンテンツだ。「Land of Promise」は「マインクラフト」の仮想空間で、聖書世界を旅したり、学びもできるサービスだ。「WARTRIBE OF BINYAMIN」はゲームのプレイを通して、未翻訳言語の翻訳ミッションの遂行や収益を得られるとのこと。開発者のルーク氏とジェニファー氏は、「ローザンヌ運動ポッドキャスト」(2月25日配信)で「Z世代の94%がゲーマー」という状況に届く宣教ビジョンを語っていた。
学びや伝道のツールも充実している。聖書世界を再現した映像、証し動画、に取り組む団体も多かった。AIを使用した双方向的なツール、チャットやオンラインコミュニティーを組み合わせたものもあった。アラブ世界に向けた伝道コンテンツを提供する「Lighthouse Arab World」はレバノンが拠点。会議期間中、連日レバノンの空爆が報道されており、スタッフは静かに「祈ってほしい」と、、、、、
(2025年03月09日号 03面掲載記事)