小説『塩狩峠』主人公のモデル長野政雄の命日に朗読講演会開催
名寄から旭川に向かう途中の塩狩峠での車両事故で、客車が坂を暴走するところを身を投げて客車を止め、乗客全員を助けた長野政雄。三浦綾子の小説『塩狩峠』のモデルともなったクリスチャン鉄道員・長野の命日に当たる2月28日、「塩狩峠朗読講演会」(「三浦綾子読書会」朗読部門主催)が、東京・千代田区神田駿河台のお茶の水クリスチャン・センターで開催された。出演はナレーターの中村啓子さんを含む12人、ピアノは飯塚道夫さん。出演者は『塩狩峠』の一節一節を情感込めて朗読。聴衆は小説の世界に引き込まれた。2部は中村さんと「三浦綾子読書会」顧問の長谷川与志充さんのお話があった。(中田 朗)
写真右=情感込めて小説『塩狩峠』を朗読する中村啓子さん