ヘッドライン
[CSD]2002年6月 2日号《ヘッドライン》
[CSD]2002年6月 2日号《ヘッドライン》= 1面 =
★宗教も規制 懸念——適用あいまい 個人情報保護法案
★牧師らがプレW杯——韓国・済州島で国際親善サッカー大会
★「まず神様に感謝」北朝鮮、脱出の一家——韓国到着で語る
★中国:北朝鮮脱出者支援で米国宣教師逮捕か
★インドネシア:和平協定後も虐殺の過激派首領逮捕
★W杯記念し日韓親善「メサイア」——グレイス合唱団
★<青天幕に射した光>[8]神様はこんなに働かれるんだ
★<落穂抄>日韓の聖書協会が協力した10ヶ国語訳
= 2 面 =
★個人情報保護法案の問題点とキリスト教界<上> 記・櫻井 圀郎
★聖書が禁じないならやってみよう——伝道者協力会セミナーで清野勝男子氏
◎神戸・ノーサイド:阪神大震災の経験生かし——アフガン難民支援、8月現地へ
★<世界の出来事フラッシュ>正教会のイースターにプーチン氏も(ロシア)ほか米国、ペルー
★<神のかたち>[4]神のかたちに創造された? 記・稲垣 緋紗子
★<論説>有事法制を危惧する——歴史に学ぶ「行く末は思想統制」 記・稲垣 久和
★あかし文学賞:キャンドルの灯火[8] 作・島田 裕子
= 3 面 放送伝道特集=
★富山のすべての牧師をゲストに——ラジオ「聖書の話」福音バプテスト連合
★未伝地への種まき——ラジオ「希望の声」同盟基督・西大寺教会
★いつでも聴ける——ラジオ「アンデスの声」オン・デマンド放送へ
★ハートウォーキングな番組——ラジオ「まんだいえいじのイエス、YOU CAN !」
★Dr.ドブソンのファミリーコラム——4月に本も発行
★多彩な層にネット・テレビ発信——VIPクラブ V-STATION
= 4 面 関西だより=
◎ルーマニア協会支援で6月に京都でチャリティコンサート
★全日本リバイバルミッション「関西40DAY総決起大会」——家族の救いがテーマ
★神戸でゴスペル・ワークショップ——総仕上げは600人クワイヤ
★東西牧師対決・格闘技ミッション——「人生のリングを半端に生きるな」
★本紙大阪支局「読者の集い」——ゲストは元ロックミュジシャンの金本牧師
★<牧師室訪問>湯沢 英房さん(東日向キリスト教会)
★フェティバル2001残務処理委員会、作業を終了し解散
= 5 面 =
◎プレー通じて心一つに——韓国・済州島で国際親善サッカー大会
★塩屋聖会:澤村五郎氏召天25周年を記念し故人偲ぶ
★<北から南から>日基教団・西東京教会オルガン教室——6月に発表コンサート
★日本CEF:W杯児童伝道に「ワンダーブック」
★<召天>中島 守氏(元大阪キリスト教短大教授、元フリー・メソ大阪キリスト教学院教会牧師)
★創造主を語った「コンチキ号漂流記」作者
= 6 面 生活のページ=
★<あの日のメッセージ>神と人との境界線 記・大土 努
★<真っ向勝負>質問:受洗後もケンカする僕はダメ? 回答者:平林 佐知子
★<今週の本棚>『思いがけないところにおられる神』フィリップ・ヤンシー著(いのちのことば社、1,800円)
★<今週の本棚>『キリスト教入門』カール・F・ヴィスロフ著(いのちのことば社、2,000円)
★<今週の本棚>『キリストの御座』リック・C・ハワード著(リバイバル新聞、1,600円)
★<情報クリップ>催し情報ほか
神戸・ノーサイド:阪神大震災の経験生かし−−アフガン難民支援、8月現地へ=0206020203=
阪神・淡路大震災時、被災者に「勇気と希望と愛」を届け続けようと、兵庫県篠山市、単立・キリスト丹波教会の山取恒夫牧師らが立ち上げたボランティア・チーム「ノーサイド」が、アフガン難民を、神戸の仮設住宅住民を支援したときと同じように物心両面で支援しようとチャリティーバザーを続けている。5月まで6回の収益は約98万円。8月には目標額の200万円を持って、代表の山取さんが現地の実際の必要を調査しにアフガニスタン入りする。このため今年は毎月第2土曜日にバザーを続ける予定で、バザー用品の提供と支援の献金を呼びかけている。山取さんは、阪神・淡路大震災の経験から、被災者の生活は災害後も苦境が続き、特に子どもや高齢者、貧者、病弱者などにしわよせが来ることを痛感したという。ノーサイドは、多くのボランティア活動が撤収した後も、仮設住宅で孤立する高齢者などを支援し続けてきた。現在は被災弱者にとどまらず、ホームレスの人たちにも週3回、食料、衣服、生活用品を配布するなどの活動をしている。
アフガニスタンの難民支援も、実際に困窮度の高い弱者に届くようにと、すでに日本在住のアフガン人医師らから情報を収集し、現地では教育省の担当者にも会って、教育の復興に欠かせない学校建築の必要なども調べてくるつもりだ。
次回のアフガン難民支援バザーは6月8日(土)午前11時から午後2時まで、神戸市中央区港島中町、トーホーストア・ポーアイ店前(ポートライナー市民病院前下車)で、雨天中止。バザー用品として求めているのはせっけん、洗剤、台所用品、タオル、シーツ、タオルケット、米、麺類、調味料、缶詰、保存食品、茶、コーヒー、衣類、肌着、靴下など(中古不可)。送り先=〒651-0093神戸市中央区二宮町3ノ5ノ5、ボランティア・チーム「ノーサイド」神戸支部(午後5時以降の時間指定で)、問い合わせ=TEL090・3865・9899、山取。募金先【郵便振替】01140・5・58172、ボランティア・チーム「ノーサイド」。
ルーマニア協会支援で6月に京都でチャリティコンサート=0206020401=
キリスト福音教会制作のラジオ番組「What's Gospel」(KBS京都ラジオ・日曜日深夜零時放送)のパーソナリティで、甲西福音キリスト教会で奉仕する松本よしゆきさんが、自身のバンドZip Code 604 と中西秀支withフレグランス出演でルーマニア教会支援のチャリティーコンサートを6月30日に開く。場所は京都市の深草キリスト福音教会。入場無料。チャリティーのための募金を呼び掛ける。今回のコンサートは、松本さんがルーマニアの川井勝太郎宣教師と知り合ったのがきっかけで企画した。
コンサートの収益金は、ルーマニアの教会や孤児院に音響機材を送るために使われる。自由化から10年を経たルーマニアでは、3千から4千もの教会が生まれたが、100人規模の会堂にマイク1本もないというのが現状。機材設置のためには、川井宣教師の活動を支援するWhat's Gospelのプロデューサーで木幡キリスト福音教会の中坊久行牧師の仲間のエンジニアがルーマニアに渡る。
「自分が満たされるためだったら金も時間も使うけれども、伝道団体はどこも赤字で苦しんでいるというのが、日本のキリスト教界。個人の学び、成長は大事だけれど、受けることと与えることをせめて五分五分にしないと。神様はからっぽになればなるほど満たしてくださるんだから。このコンサートは自分たちの持てるものを隣人に分かち合うためのチャンスだと思ってぜひ来てほしい」と、松本さんは呼びかける。
松本さん自身今年の秋から宣教のビジョンを持って勉強を始める予定だ。「伝道とは物乞いが物乞いにパンのありかを教えるようなもの」と考える松本さんは、自分が自由に福音に触れ、学ぶことができた分、まだ福音を知らない人々に分かち合えたらと願う。
「くまさん」の愛称で親しまれる松本さんは、自称口先労働者。ラジオでも教会でもバンド活動でも、聞く人見る人を楽しませるゴスペル・エンターテイナーでもある。最近お笑い系になりつつあるバンドのステージも、おひねりが飛んでくるようなノリでやりたいと笑う。
チャリティーコンサート「BAND+AID2002FORルーマニア」、6月30日午後3時~。会場=深草キリスト福音教会〒612-8437京都市伏見区深草小久保町413、TEL075・642・3277。
プレー通じて心一つに−−韓国・済州島で国際親善サッカー大会=0206020501=
一緒に汗を流すって最高! 韓日共催W杯を直前に控え、日韓の交流が盛んになってきている。4月23日から27日まで韓国・済州島で国際親善サッカー大会(ゴール2002韓国主催)が開催され、日韓初めての牧師チームによるサッカー交流試合が行われた。今年は初めて日本から牧師、信徒合わせ8人(うち1人は観戦)が参加し、韓国チームからメンバーを借り、混成チームを作って参加した。参加者は、サッカーで汗を流すことで一体感を楽しんだ後、済州島の宣教の歴史を学んだ。韓国では約100ほどの牧師チームがあり、この大会は、毎年この時期に韓国の各地区を勝ち抜いてきた10の牧師チームで試合が行われる。監督・選手全員がクリスチャンのプロサッカーチーム「ハレルヤ」の選手が審判など裏方の奉仕をした。
日本チームは、この日の試合のため新調したJESUS JAPANの白文字の入った青のユニホーム(W杯日本代表カラーと同じ)で試合に臨んだ。
「韓国の牧師は、早天祈祷会のあと、日々このために練習をしてきたというだけあって、体格もよく上手だった」と日本牧師チーム監督の宮本俊一さん(ゴール2002全国事務局長)は言う。 しかし、試合が始まると、日本チームも蔦田聡毅さん(インマヌエル・堺教会牧師)ら大阪から参加した人たちの健闘や、静岡県清水市出身の剣持由美さん(聖協団・名古屋グローリアスチャペル会員)のゴールシーンも。日本チームは勝利し、特別賞も獲得した。
ゴールを決めた剣持さんは「牧師たちの体格がしっかりしているのでびっくり。牧師チームと同じピッチの上で試合をしていると、その楽しさが伝わってきた。来年は11人で来たい」と語った。
蔦田さんは「韓国教会では、スポーツが伝道にも生かされ、生活の中に浸透していると感じた。ボールをけると、笑顔でけり返してくる。このコミュニケーションは、言葉と文化を超えた媒体だと思った」。宮本さんは「共に日韓がイエス・キリストを見つめ合うという新しい時代の始まりを感じた」と語った。