お湯を注ぐだけで3分で食べられるカップ麺。元祖は1971年に日清食品が開発した「カップヌードル」だ。日清食品は「チキンラーメン」、焼きそばの「UFO」、うどんとそばの「どん兵衛」など、日本人なら一度は食したことがある馴染みの深いインスタント食品を定着させてきた。
 日清食品は2008年、社名を「日清食品ホールディングス株式会社」とし、持株会社へ移行。即席麺事業を「日清食品株式会社」、チルド食品事業を「日清食品チルド株式会社」、冷凍食品事業を「日清食品冷凍株式会社」、業務サポート部門を「日清食品ビジネスサポート株式会社」にそれぞれ新設し、「日清食品グループ」として再スタートした。
 システムエンジニアとして働いていた板垣義彦さん(36)=写真右=は、日清が持株会社に移行した08年に入社。ビジネスサポート情報システムセンター係長として、各事業をシステムでつなげる作業に勤しんでいる。「各部門を全体的に見る仕事ですね。今、かなり大きなシステムづくりに取り組んでいます」と語る。(中田 朗)

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