2016年08月07日号 2面

宗教法人小牧者訓練会主任牧師、卞在昌氏の性的ハラスメントに対する損害賠償請求裁判は、最高裁が上告を棄却したことにより、卞氏らに千540万円の支払いを命じた1審・東京地裁判決が確定したが、それを受けて日韓の超教派の牧師が連名で声明を発表した。
†   †
「ビュン宣教師と小牧者訓練会(国際福音キリスト教会)に対する民事裁判判決確定(最高裁:2016年6月14日)を受けての、日韓の超教派の牧師たちによる声明文」は、自浄作用を発揮できない日韓の教会に神は警告を発している、ビュン氏側は神に悔い改め、彼らを擁護した者も説明責任を果たすよう願う、被害者たちに真実な謝罪と賠償をすることが神からの赦しを真に受け取る道である、この事件と判決が日韓の教会に与えている教訓を無にせず教会が本来の自浄能力を回復して御名の栄光をあらわせるよう共に聖霊の助けを求めていきたい、としている。
声明に名前を連ねた疋田國麿呂氏(日本基督教団大宮教会牧師)は、「多くの方々にとって、もうあの事件は触れたくない忌まわしい記憶ですが、今回の最高裁の決定を通しても、神様は私たちに警告を発しておられると考えて、敢えてこの声明文を発表することに致しました」と語った。(電子版に声明全文掲載)