信仰も研究も「考える」ことから 筑波大学 数理物質系教授 中村潤児さん
私たちの身の回りにある様々な工業製品。これらの多くは化学反応を利用した技術で製造されている。この化学反応を促進するのが触媒だ。触媒の発見は、工業の歴史を変え、現在も環境分野などにおいて注目を集めている。中村潤児さん(筑波大学数理物質系教授)は、この触媒の研究をしている。
クリスチャン研究者らの励ましと交流を進める志学会の第23回関東公開講演会が東京・千代田区のお茶の水クリスチャン・センターで5月15日に開催され、中村さんが講師となり、触媒の価値、特徴、研究テーマとともに、自身の研究人生を振り返り、信仰と研究の密接な関わりを語った。「信仰も研究も、自分の頭で考えていくことが大事です」と話した。【高橋良知】