天皇代替わり、自由、尊厳考える礼拝、講演会 明学有志で
新天皇の即位日、改元を迎えた5月1日、天皇代替わり、自由、尊厳について考えることをテーマにした礼拝と講演会が、明治学院大学キリスト教研究所、同国際平和研究所、同高校有志の共催により、東京・港区の同学院で開催された。
礼拝は「自由と尊厳について考える」をテーマに執り行われた。
奨励では、小暮修也氏(同学院院長)がヨハネ13章3~5節から「洗足から世界市民へ」と題して、震災支援の足湯の奉仕や内村鑑三の例を話し、自らを低くして他者に仕え、世界市民となることを勧めた。
昭和から平成の代替わり時期の「『大嘗祭』に反対するキリスト教四大学学長声明」作成に尽力した森井眞(当時明治学院大学学長)のドキュメンタリー『森井眞 自由と尊厳を語り続ける歴史学者』も上映した。
講演会は、「天皇の代替わりを考える」がテーマ。同大学客員教授の小森陽一氏が語った。
退位即位儀式の背後にある宗教性、戦後の昭和天皇や平成天皇の皇太子時代以来の在り方、戦争責任問題、国政の動きとの関連を指摘した。
吉岡拓氏(同大学教養学部准教授)が歴史学の立場で応答し、天皇個人に焦点があたる報道の在り方と、天皇制そのものの課題について話した。最後に会場での質疑応答があった。
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