人工知能(AI)技術の発展は、人間の在り方、宗教の在り方にどのような影響を与えるか。
人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)による講演会が、5月2日、東京・新宿区のウェスレアン・淀橋教会で開催された。人工知能の研究者、美術家、宗教関係者が登壇。会場にも技術者、研究者、美術関係者が集い率直な意見を交わした。
キリスト教からは、「ホモ・デウスv.s.自由意思」の題で稲垣久和氏(東京基督教大学特別教授、キリスト教哲学専攻、理学博士)が講演した。
さらに「数理、美、脳そして人工知能」と題して甘利俊一氏(理化学研究所栄誉研究員、東京大学名誉教授)、「愛という無限の共感価値創造装置から「わ」の社会を実現する」と題して河崎純真(大宗寺僧侶、ブロックチェーンエンジニア、Gftd Japan代表)、「AIに宗教心は芽生えるか」と題して中ザワヒデキ(美術家、AI美芸研代表)の各氏が登壇。科学技術の在り方、脳の仕組み、神概念、伝統宗教と信仰宗教の在り方、現代社会の在り方、幸福、愛、経済、労働、自由意志などについて、専門的知見を元に語られた。

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