若者を中心とした民主化運動がタイで広がる。従来タブー視された王室批判も含み、止まる様子はない。香港ミャンマーの民主化運動との連帯の動きもある。タイのキリスト者はどのように受け止めているか。
世界福音同盟(WEA)のウェブサイト(worldea.org)で1月22日、「タイの抗議運動は世代間問題を明らかにした」と題した報告が掲載され、現地のクリスチャンの見解が紹介された。まずスペインの「Protestante Digital」誌のインタビュー記事から、国際福音主義学生連盟(IFES)などで宣教活動をしているシッタヴィー・テーラクルチャンさんの見解を紹介。「牧師や年長者は若者の行動に反対し、若者たちは教会が社会で起こったことを無視していることに失望している。教会間、世代間でギャップがある」と述べた。
タイ福音同盟(EFT)は「2020年のデモの間、タイのキリスト教徒の若者の関与はほとんどなかった」という見解を示した。EFT総主事のサンファン・タングチャヴァリットさんは、「政治は世界中でデリケートな問題であり、タイのキリスト教指導者は信仰と物議を醸す政治問題を教会から遠ざけるために働いてきた」と語った。
同報告ではタイの青年宣教、地方宣教などの情報も紹介されている。

 

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