関西の神学校 緊急事態宣言に対応 授業はオンライン併用で

新型コロナウイルス感染の再拡大で、4月25日から緊急事態宣言が発令された大阪府、兵庫県、また、隣県の奈良県では、神学校が対策に追われている。
神戸市北区の神戸改革派神学校では、教壇にパーテーションを置き、感染対策をして、基本的には対面授業を行っている。遠方の講師の授業にはZoomを活用している。
神戸市中央区の神戸ルーテル神学校では、今年新校長に加古川福音ルーテル教会の石崎伸二牧師が就任したが、25日に予定していた新校長就任式は延期した。授業は基本的には対面だが、不安のある人のためにオンラインも併用している。
石崎牧師が牧会する加古川福音ルーテル教会は、家庭礼拝用プログラムを作って録音したものを、メールやラインで発信している。受信ができない教会員には紙面をファックスしたり郵送したりした。97歳の女性会員のために、娘のスマホに送ったものを聴いてもらって喜ばれたという。
奈良県生駒市の関西聖書学院も、授業は対面とオンラインを併用。寮生活が基本の本科生は感染対策に細心の注意を払いながら、ウイルスを持ち込まないためにできるだけ外出を控えて生活している。
大阪府池田市の福音聖書神学校は、緊急事態宣言後100%オンライン授業にした。
隣接するMB・石橋教会も、オンラインのみの礼拝にした。オンラインが無理な教会員にはDVDを送るなど個々に対応している。