トリップ氏「結婚の問題を解決するには」 「福音は“私”から救ってくださる」 CBI 福音と生活シリーズ「結婚セミナー」

キリスト聖書学園(CBI)=ブレット・レイル代表、愛知県名古屋市=は、「福音の生活シリーズ」の第一弾として、ポール・トリップ氏による「結婚セミナー」を9月10日、オンラインで開催。国内外から550人以上が視聴した。
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トリップ氏は、長年クリスチャン・カウンセリングに携わってきた牧師、作家、講演者だ。昨年、日本で講演するために来日の予定だったが、新型コロナの感染拡大で中止になった。今年はオンラインという形で講演会が実現した。
トリップ氏は、「福音が結婚のすべてに影響を与え、変化を与える」と語る。その上で、ルカの福音書6章42~45節を引用。「人の心は私たちの人格のすべての核である。感情も考え方も動機も、心から来る。心が私たちの行動を支配し、導いている。結婚における問題は、言葉や行動ではなく、心の問題だ。長期的な変化は必ず心というツールを通して与えられる。変化、満足、違いを望むのであれば、心を扱わなければならない」と話す。

ポール・トリップ氏

「では、心の問題とは何か。それは結婚に持ち込んできたものが、破壊的な力を持っているということだ」と言う。「心の問題は罪。私たちの心は神様の恵みによって徐々に扱われているが、私の心の中にはまだ罪が残っている。イエス様は、自分のためではなく互いのために生きるように、と教えられた」
「罪の遺伝子は、自己中心性」だとも強調。「私は〝私〟にしか目を向けない。〝私〟のことで頭がいっぱいになる。結局、私たちが大事にしているものは、“私”の気持ち、〝私〟の必要だ。〝私〟の欲しいもが手に入らないとイライラする。〝私〟の夢、計画が邪魔されると怒ってしまう。〝私”の考えを認めてくれないと悲しくなる。つまり、〝私〟が心を支配している」

(トリップ氏は〝私〟から解放されるために〝愛〟について語ります。2021年10月17日号掲載記事