JECA・本郷台キリスト教会(池田博牧師)は、米ノース・コースト・カルバリーチャペルからマリッジ&ファミリーセラピストのパム・ダウティさんとスタッフ一行を招き、「子どもの心へ届くカウンセラー養成講座」を5月24日から27日まで開催。同講座では、自分の内にある幸い、悲しみ、怒り、おびえの感情などをアートで表現し分かち合うワークショップを行った。そのねらいについてダウティさんはこう語る。「心地よい感情、不快な感情など、すべての感情は手がかりとなるもの。アートは目に見えない心の中の動きを目に見える形で表してくます」
 悲しみの感情についてはこうアドバイスする。「悲しみの感情でいっぱいの何も受け付けられない状態にある子どもには、?言葉に頼らずそばにいて痛みを共感する、?言葉によって共感する、?絵を描いたり物語を作って失ったものを形にする、?子どもに御言葉を分かち合う、の段階を踏むことが大切。?の段階でやっと御言葉を聞ける状態になるが、?縲・の段階を踏まずにいきなり御言葉を語っても、悲しみでいっぱいの心では受け付けられません」(中田 朗)

写真右=破れた紙でコラージュを作る受講者
写真下左=説明をするパム・ダウティさん、右=幸せの思い出を絵にする受講者