日本キングス・ガーデン理事長 宇都宮和子氏逝去 高齢者、障がい者、児童福祉に貢献
社会福祉法人日本キングス・ガーデン理事長で、高齢者福祉、障がい者福祉、児童福祉に尽力した宇都宮和子(うつのみや・かずこ)氏が、1月11日、逝去した。81歳だった。葬儀・告別式は1月17日、カトリックつくば教会で、「お別れ会」が3月22日に、日本キングス・ガーデンチャペル(茨城県常総市)で行われた。新理事長には張博一(はり・ひろかず)氏が就任した。
1944年、青森県八戸に生まれる。八戸、東京での幼稚園勤務を経て、茨城県内の特別養護老人ホームに2年間勤務。87年に特別養護老人ホーム筑波キングス・ガーデンに 就職後、37 年間の在職中、ヘルパー主任、96 年からは特養施設長、その後、理事長代理兼総合施設長を経て、2017 年より法人理事長を務めた。介護福祉士、介護支援専門員として、茨城県の介護福祉士会の会長、第三者委員、市行政関係の各委員を担い、日本キングス・ガーデン連合では、中心的な働きをした。
軽費老人ホームとして始まった法人の働きは、老人デイサービスセンター、在宅看護支援センター、ホームヘルプサービス事業、居宅介護支援事業、障がい者支援施設、障がい者入所施設、障がい者グループホーム、小規模児童養護施設ファミリーホーム、ケアハウス、託児所などの運営にまで広がった。
宇都宮氏はかつて本紙の取材の際、高齢者、障がい者、子どもと、働きの対象が多岐にわたることに対し、「人としての関わり方は同じ。大切にしていることは、できないことを見るのではなく、目の前の人のために何ができるか、できるためにはどうすればいいのか考えていくことです」と語っていた。
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