山陰地区の教会内でのハラスメント問題(パワーハラスメント、セクシャルハラスメント、信仰による虐待など)について教派を超えた相談窓口として9月7日、「手をつなぐこひつじの会」が発足した。同会は教会内でハラスメントの被害を受けた人々の声から支援する牧師らも交えて誕生。被害者の相談や交流の場を提供するとともに、情報の共有や心的ケアなどを行うことを目的とする。会のホームページを立ち上げ、メールとファクスの相談窓口を開設した。
 ホームページ上の会発足の説明によると、キリスト教会内におけるハラスメント問題は深刻で、教義や教え、あるいは教会組織がハラスメントを肯定するように作用し、その結果、被害にあっても泣き寝入りをしていることが多くある。具体的な事例としては、言葉による信仰的な中傷(個人を指して「悪魔」「サタン」呼ばわりするなど)や恐喝(「地獄へ堕ちます」など)、本人に不利益なうわさ話を流す、教会内における役割や奉仕の強制的な解除、献金の強要や横領などがあるという。
 ▽相談窓口 URL http://kohitsujihelp.blogspot.jp/ Eメール kohitsujihelp@g
mail.com FAX053-533-3535。