9月9、10日の台風18号の大雨による被害で、鬼怒川が決壊した茨城県常総市ほかで、大きな被害が出ている。教会関係でも教団、支援団体などを通じて支援活動が展開している。清掃作業などは進んだが同市の復旧は長期化しそうだ。現地の教会への連絡の殺到や疲弊もあり、各教団で連絡窓口を設置している。

前回情報

 

○常総市近辺

JECA水海道シャローム教会では、1階部分(2階が礼拝堂)が浸水。13日日曜午後に、支援を話し合い。JECAを中心に災害復旧作業を14、15日に実施した。教会内の清掃、冠水した備品の処分をした。備品などの被害は多額に及ぶ。床上浸水した信徒宅二軒でも整理した。教会ブログに随時情報 http://blog.goo.ne.jp/jesusissavior

JECAでも、支援情報につていHPで掲載している。http://www.jeca.jp/?page_id=97

日基教団・水海道教会では、11日までに鬼怒川の決壊した水の流水で、牧師館、教会堂、子ども園園舎が1メートル以上浸水被害。牧師の車、3台の園バスが水没。子ども園は19日まで休園する。教会堂は平屋のため、礼拝堂も浸水被害をした。13日には同教団関東教区茨城地区の教会で、日本基教団竜ヶ崎教会が窓口となり、「水海道教会ボランティアセンター」(19日まで予定)を設置。近隣にも支援案内をした。15日現在、まだ水道が利用できない。つくば学園教会の教会員も含め4家族が浸水被害。また幼稚園職員の家庭に被害。関東教区災害対応掲示板に随時情報。 http://uccjkanto.holy.jp/joyful/joyful.cgi

筑波キングスガーデンは、鬼怒川沿いから、避難所では困難な障害を持つ人など15人を、緊急ショートステイとして受け入れた。職員にも自宅、車の被害があり、泊まり込みで対応している。

単立・独立水海道キリスト教会については、被害が予想されるが、不明。→近隣は冠水被害があったが、水は教会堂前で止まり、会堂、牧師らは無事。

○栃木県鹿沼市

福音伝道・鹿沼キリスト教会は、牧師自宅北側の崖崩れの土砂で物置一階部分、および母屋の一部に被害。今後も崩壊の危険があり、近隣の次女宅に避難している。

○そのほか支援関係

クラッシュ・ジャパンでは、永井敏夫氏が、13日に現地を訪問。当日の情報をHPに掲載している。今後も支援の要請を受け入れられる態勢を整えている。HP http://crashjapan.com/?lang=ja

東日本宣教ネットワークにも関わり、茨城県での被災地支援をしていた、ひたちなか市の吉永輝次牧師(勝田聖書教会)は日立市の教会も協力して支援の可能性を探っている。

宮城石巻市からも宣教師が常総市を駆けつけた。石巻からは、宮城県大崎市の復旧へボランティア支援をしているクリスチャンもいる。