韓国南西部の珍島付近で4月16日、大型旅客船セウォル号が沈没した事故で、客室を増設した改造や大幅な過積載が転覆につながった疑いが強まっている。そうした中で、運行会社である清海鎮海運が、韓国教界で異端とされているキリスト教福音浸礼会(救援派=クオンパ)の代表や信徒らによって運営されていることが注目されている。韓国キリスト教異端相談所協議会の陳用植会長が明らかにしたもので、韓国メディアはこの宗教団体の事業展開と事故原因の関連を取り上げている。(根田祥一)

写真=オーナーの宗教的背景を報じた韓国報道に日本のメディアも注目した(4月25日、テレビ朝日の報道番組より)