[CSD]2008年6月8日号《ヘッドライン》

[CSD]2008年6月8日号《ヘッドライン》
 = 1面 ニュース=
◎エイズ・内戦孤児らが希望のメッセージ——「ワトト・チルドレンズ・クワイア」来日公演
★カイロスセミナー:世界宣教の視野拡大促す——「創世記から続く神のビジョン」
★ミャンマー・中国の被災「教会への援助」を——JEAなどキリスト教系団体が緊急支援

 = 2 面 ニュース =
★青年と共に担う福音宣教——JEA青年宣教セミナー
★「働きの中で休むことを学べ」——GLSプレサミットでW・コデイロ氏
★国、民族、言語超えて祈る——ペンテコステに世界212か国で祈祷
★<逝去>ラルフ・カックス氏(単立・高松コミュニティーチャーチ牧師、宣教師、81歳)
★<落ち穂>慶応義塾とキリスト教

 = 3 面 教界ニュース =
★<教会の実情を知る:集計データから>[12]地域の人とのつながりと信頼——働きながらの牧会で信徒の立場を理解
★<教会の実情を知る:集計データから>[16]具体的対策と効果への期待——「対策あり」3割 対象は内外
★<オピニオン>「AERA」報道への応答、まずは教会規則から 記・水谷 潔

 = 4 面 ビジネスパーソン=
★ロシアビジネス、再び——重松 和英さん[上]([株]近鉄エクスプレス)
★<コミュニケーションのヒント>[8]他人事から自分ごとへ 記・森宗秀敏

 = 5 面 牧会/神学/社会=
★キング牧師没後40周年記念対談「異なるものの共生」——コーネル・ウエスト vs 姜尚中
★<精神障害と教会>[28]言葉を育てる(1) 「言葉」を変えて自分が変わる 記・向谷地 生良

 = 6・7 面 インターネット特集=
★教会にいけない人のために——Brand New Life
★犯罪と自殺のページに大反響——心の散歩道
★本場ゴスペルの情報満載——GOSPEL NOW
◎検索で上位表示するノウハウ提供——(株)トゥルース

★7月半ばリニューアルへ——キリスト教専門オンラインショップ「ゴスペルショップ」

 = 8 面 全面広告=
★いのちのことば社創立60周年記念事業 広報[1]

 = 9 面 情報=
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか
★MOVIE:「シークレット・サンシャイン」エスピーオー配給、6月7日から公開
★BOOK:『信仰の散歩道』文・絵 茂 洋(日本キリスト教団出版局、1,575円税込)
★REVIEW:『エレミヤ書講話』北森嘉蔵著(教文館、2,100円税込)評・守部喜雅

 = 10 面 関西だより =
★「奈良が変われば日本が変わる」——ギデオン近畿地区大会
★向き合おう「性」の現実——近放伝で青少年伝道セミナー
★若者満杯の教会夢見て——香川青年宣教大会開催
★<逝去>岡田千代子氏(ネックスト・タウンズ・東大阪福音教会牧師、99歳)
★アンダース・ウィーク コンサート「風のそなた」

 = 11 面 クリスチャンライフ =
★「聖書の世界伝えたい」——「山本七平と山本書店」展覧会開催
◎ティーン・チャレンジ——依存症からの回復 目標発見が転機に
★インタビュー:日本のために祈っています——パク・タミさん(韓国・女優)

 = 12 面 ひと=
★神は認めてくれている——Taro Kajiさん(江古田Gospel Choir 代表)

◎エイズ・内戦孤児らが希望のメッセージ−−「ワトト・チルドレンズ・クワイア」来日公演=0806080

[img align=right]http://jpnews.org/pc/uploads/img48434db919230.gif[/img] アフリカ・ウガンダの子どもたちによるゴスペルクワイア「ワトト・チルドレンズ・クワイア」が来日し、5月23、24日横浜で(主催=アフリカ・エイズ孤児を支援する女性の会、後援=横浜市、ウガンダ大使館)、25日東京で(主催=ワトト TOKYO)、「希望のコンサート」を開催した。クワイアは、エイズや内戦で親を失うなどしたが、「ワトト・チャイルド・ケア・ミニストリー」の支援によって夢と希望を得た子どもたち18人。歌とダンスを通して世界中に希望を届けている。

 「ワトト」とは、スワヒリ語で「子どもたち」の意。ウガンダでは、内戦やエイズによって孤児となった子どもたちが約200万人いると言われている。首都カンパラにある教会のゲアリー・スキナー牧師夫妻は1994年、そんな子どもたちを霊的、身体的、教育的、精神的にケアし希望と神の愛を伝え、やがてウガンダのリーダーとなる人物に育てようと同ミニストリーを設立。これまで、千500人もの子どもたちが支援を受けてきた。
 23日、神奈川県立音楽堂(横浜市西区)で開催されたコンサートでは、18人の子どもたちがエネルギッシュなアフリカンダンスを披露。全身で喜びを表現し神を賛美した。
 曲の合間には、メンバーが体験を証。「総理大臣になることが夢」という12歳のジョイ・ンヤンズィは「今は毎日がとても楽しい。私は両親が死んで希望を失いましたが、ワトトを通し、人生で成功できる可能性を知りました。何が起きたとしても、私がすることは神様に『電話する』ことだけ。神様は必ず答えてくださり、心の痛みを癒してくれます」と顔を輝かせた。
 スキナー牧師は「人生における勝利とは、一番になることではなく苦しんでいる人に手を差し伸べていくことでは。私たちは倒れてしまいがちだが、神は手を差し伸べ、傷ついた心をいやしてくださる。世界で最も偉大なことは、痛みを知っているということ、愛されることを知っていることです」と語りかけた。
 訪れた人たちは、子どもたちのパフォーマンスと希望の体験に何度も拍手を送った。

◎検索で上位表示するノウハウ提供−−(株)トゥルース=0806080702

 たとえばヤフーで「上位表示」と検索してみよう。あーら不思議! ヒット数589万件の1番目に 出てくるのが、服部哲也さんが代表取締役を努める株式会社トゥルースのホームページだ。服部さんが手掛けた、自身の所属する教会、単立・ジーザス・ファミリー(平尾政信牧師)のホームページも「教会」のキーワードだけで数千万件の内の1ページ目に出てくる。服部さんはSEOという技術をもつ、ホームページを上位表示させるプロ、上位表示するホームページ制作のプロだ。
     ◇
 ヤフーなりグーグルなりで検索する場合、たいていの人は2ページくらいしか見ない。せっかくホームページを作っても、要は立地条件が悪ければ誰も訪ねてこない。服部さんは長い経験と勘と技術でホームページを一等地に誘致するノウハウを提供している。
 「ホームページ関係の技術をもっていることを、救いのために生かせとの聖霊の促しを感じ」て、2年半前に独立。しかし、一般での仕事は引く手あまたでも、教会関係からは無反応。伝道に「ホームページを生かしていきましょう」とアピールしても、そもそもホームページを活用しようという意識がないのがわかった。中には、ホームページをやめようと思っているという声も。
 「手応えがないからでしょう。でも、私から見たら手応えがなくて当然。作り方に問題がある。人の心を動かす要素をもっていないのに人が来るわけはない。インターネットを使う人の90%以上は、検索エンジンから情報を引っ張ってきます。そこに引っ掛かって、なおかつ未信者を引き入れるホームページであるべきなんです」
 もはやライフラインとなったインターネットの裏側には、ネット心中やネット犯罪が社会問題化しているように、悩みを抱えた人々が深夜に徘徊するネガティブな世界がある。救いを必要としている人たちがパソコンの暗闇で手探りしている。「そこになぜみことばを届けないのか? 多くのホームページが、未信者が見にくることを想定して作っていません。単なる教会案内や、クリスチャン向けの説教ではなく、救いを求めている人に届く内容にしなければ」。たとえば服部さんの教会のホームページは「中絶+大阪」で上位に出てくる。教会が取り組んでいる里親制度の案内に引っ掛かるのだ。アクセス数は膨大で、問い合わせが増えているという。「自分たちが考えたキーワードではなく、検索する人のキーワードで作ることが肝心です」
 そのためには相手を理解し、世の中の流れを捕らえる視点が必要だ。「癒し+大阪」ということばでも教会はヒットする。「そういう世界なんです、インターネットは。そこにみことばをずばっと切り込んでいくべきなんです。伝道の、ひとつの武器として使えるホームページにしていかないといけない」。教会の意識を高め、情報を提供するセミナーも必要だと考えている。ビジョンは「ダイヤモンドシティみたいな1万人教会」。チャレンジに神様の後押しを確信している。
 株式会社トゥルース=〒546-0043大阪市東住吉区駒川3ノ20ノ18ノ1102、Tel06・4256・6359、http://www.truth-inc.com/、 http://www.homepage-design.jp/

◎ティーン・チャレンジ−−依存症からの回復 目標発見が転機に=0806081102

「どんなに痩せても、自分が太っているように感じてしまう…。孤独感におそわれ、『私は醜い。こんなに醜い自分が許せない』。やがて大学にも通えなくなりました」。拒食症と過食症を繰り返す摂食障害に悩んでいたころのことをそう振り返るのは、田中亜樹さん(アッセンブリー・City Vision Glory Church教会員)。
 藤沢市の後援で5月5日、神奈川県藤沢市にあるアッセンブリー・藤沢福音キリスト教会(藤村良彦牧師)を会場に開かれた「ソリューションズin藤沢」(ティーンチャレンジ・インターナショナル・ジャパン主催)で、田中さんは摂食障害から回復に至るまでの経緯について証した。
 田中さんが摂食障害になったのは5年ほど前。その時、所属教会の牧師に勧められて同エグゼクティブ・ディレクターの木崎智之氏を訪ねた。「はじめ、『3食しっかり食べなさい』などと言われるんだろうなあと思いつつ訪ねました」。しかし、そこで勧められたことは、「幸せになるための条件として、聖書を読むこと」だけだった。何度か通う中で、1つの目標設定をすることに。掲げた目標は「幸せな家庭生活」。何度も挫折しそうになるも、そのたびに掲げた目標設定を再確認した。
 「誰かに『教えられる』のでなく、自分で気づき、決断し、行動に移していけたことは大きなことでした。現在は、拒食症で悩んでいた頃よりも体重は増えているかもしれませんが、神様を愛し、みことばを愛し、家族を愛するようになって、体重や食べ物にとらわれることはなくなりました。2歩進んでは3歩下がることもありました。そんな時でも夢・目標をもつことを学びました。生まれてきてよかったと思えるようになりました」と語る田中さんの表情は終始笑顔だった。
 麻薬・薬物、アルコールその他の依存症からの更生・リハビリ・社会復帰援助を目的とした非営利団体で、世界90か国以上に500以上のセンターがあるティーンチャレンジ。木崎氏は05年から日本でこの働きを進めている。昨年には沖縄に薬物・アルコール依存者の更正リハビリ施設も開設した。
 現在、田中さんは木崎智之氏と共に関東各地をまわり、摂食障害からの回復について講演をしている。また、拒食・過食症やリストカットで悩む女性のための相談窓口となっている。
相談専用メールアドレス=women@teenchallengejapan.com
〒193-8799 東京都八王子市散田町5ノ27ノ7。八王子西郵便局留。Tel&Fax042・668・3306。携帯=090・4835・0956。