[CSD]2007年4月8日《ヘッドライン》

[[CSD]2007年4月8日《ヘッドライン》
 = 1面 ニュース=
★イースターメッセージ:見て信じ、見ずに信じる 記・下川友也

 = 2 面 ニュース=
◎能登半島地震:礼拝直前に大揺れ——続く余震、1日も早い回復ための祈りを
http://www.incl.ne.jp/nanaoch/notokenn%20jisin.html
★「国立市の『私有化』許さない」——市議の関口氏が市長選出馬
◎「リボン着用で処分ありえない」——上原国立市長が市議会で答弁
★<落ち穂>日本で出来る世界宣教

 = 3 面 クリスチャンライフ=
★離散日本人訪ねて地球40周——ウエストミンスター日本人教会が30年
★<私の子育て失敗談>子どもが怒る理由は 記・斎藤 望

 = 4 面 ビジネスパーソン=
★ハワイでイエスと出会う——今井 和典さん[中]([有]新日本ドキュメントサービス取締役社長)
★<佐藤綾子のイキイキクリスチャン自己表現法>[25]素早い行動はタテ軸から

 = 5 面 牧会/神学/社会=
★対抗的社会構造としての教会——平和とは何か・聖書が現代に問う課題? 講演・石田 学
★<オピニオン>聖書を神学教育における教科書に 記・後藤喜良
★米国:同性愛否定を拒否——米聖公会が独自路線貫徹へ

 = 6・7 面 読書特集 =
★著者インタビュー:自然科学を聖書が導いてきた——安藤和子さん(『ダーウィン・メガネをはずしてみたら』いのちのことば社、1,050円税込)
★『オペラな日々』稲垣俊也著(いのちのことば社、1,365円税込)
★『深い淵の底から』川崎正明ほか著(日本キリスト教団出版局、1,470円税込)
★『マルコの福音書』三浦真信著(憩いのみぎわ社、1,575円税込)
★『イエスキリストの7タッチ』ハ・ヨンジョ著(Durano Publish、1,050円税込)
★『まだ夢の続き』小坂 忠著(河出書房新社、1,785円税込)
★『クリスチャンでない夫をもつ女性たちへ』神津喜代子著(いのちのことば社、945円税込)
★『神のこころにかなう妻』エリザベス・ジョージ著(ホームスクーリング・ビジョン、1,680円税込)

 = 8・9 面 鼎談 =
★牧師が講壇に立てなくなったとき——問われる献身者の召命感
鼎談者:玉井邦美・山口 昇・瀬底ノリ子

 = 10・11 面 イースター・スペシャル=
★イースター・クッキング:「新しいいのちを感じながら」の3品
◎スリランカ津波被害の子どもたちを支援——日本での支援募るアレックス&ヴァレリー・ガーザー夫妻

 = 12 面 全面広告 =
☆団体・企業名刺広告、JESUS FESTIVAL

 = 13 面 特集/日本キャンパス・クセード・フォ・クライスト=
★学生は世界の「パワフル1%」——キャンパスミッション2007

 = 14 面 全面広告=
☆国際聖書フォーラム2007 主催・(財)日本聖書協会
http://www.bible.or.jp/forum2007/
 = 15 面 ホームページ・IT特集 =
★約6割の教会がホームページを開設——閲覧者の来会者数5人以下が4割超
★リンクを付けられるツール・サイト——賛美歌・画像などの視聴覚など

 = 16 面 全面広告 =
☆教会・団体名刺広告

 = 17面 全面広告=
☆Love Somnata——2007 REVIVAL JAPAN
http://www.lovesonata.org/
 = 18 面 教会学校 =
★<いまどき子ども事情>イエス様こそ教会に定着する理由 記・城倉 翼
★<CS分級アイデア>ビニール袋の空中遊泳——ふんわりふわふわ・パラシュート 記・石橋 えり子

 = 19 面 情報 =
★<情報クリップ>催し情報・放送伝道ハイライトほか
★BOOK:『せいしょ工作箱』工作/山中俊男、解説/本田愛子、伊藤めぐみ(キリスト教視聴覚センター、945円税込)
★BOOK:『世界傑作ジョーク250』中野雄一郎、岸 義紘著(いのちのことば社、945円税込)
★CD:「LIVE WORSHIP Vol.3『響け!』」ハレルヤミュージック(Hallelujah Music、2,000円税込)
★REVIEW:『平和の契約』ウィラード・M・スワート著(東京ミッション研究所、7,140円税込) 評・藤原淳賀

 = 20 面 ひと=
★おもちゃ作り56年 神の愛に捕らえられ——山川和三さん(おもちゃ職人)





◎能登半島地震:礼拝直前に大揺れ−−続く余震、1日も早い回復ための祈りを=0704080201

 石川県・能登半島沖を震源とするマグニチュード6・9の「能登半島地震」が26日午前9時42分頃あり、震度6強の揺れを観測した石川県輪島市、七尾市などの教会では、家具や台所の食器が壊れ、礼拝堂の壁に亀裂が入るなどの被害があった。また、地震発生が日曜日の礼拝前でもあり、礼拝を中止する、祈り会に変更するなどの影響が出た。  日本基督教団の教会では、輪島市河井町の輪島教会(勇文人牧師)で、教会、牧師館の書棚や食器棚が倒れ、ガラス、食器などが粉々になった。また昼食準備中の教会員女性一人がお湯をかぶりやけどを負い、教会学校の生徒一人が頭に軽いけがを負った。さらに隣接する洋服店の建物が教会側に傾いている。教会員宅は、倒壊はないが家財道具が散乱している状態。同教会では午前中の礼拝を中止し、祈りの時をもった。
 七尾市馬出町の七尾教会(釜土達雄牧師)では、教会堂や幼稚園の壁に亀裂が入る、牧師館の屋根瓦が移動する、食器類や本が散乱する、電話が故障し通じないなどの被害に遭った。礼拝は礼拝堂が古い建築のため場所を幼稚園に移し、15分遅れで開始した。
 羽咋郡志賀町富来の富来伝道所(内城恵牧師)では、本震と余震の影響で、伝道所内の家具が倒れ、皿などが割れ、屋根瓦が数枚落ち、土台がゆがみ、柱が曲がり床と畳の隙間が開いたなどの被害が出た。配線がダメージを受け、27日現在も停電が続いている。
 石川県内に11ある聖書教会連盟の教会では、輪島市河井町の輪島聖書教会(荒川康司牧師)が、配管が破裂し断水が続いている状況で、温水器が壊れた。荒川牧師によると「教会員はみな無事。断水で飲料水の確保が大変。幹線道路は陥没し通れない状態だ。今、教会が避難場所になっている。余震が断続的にあるのが心配。26日は礼拝は行わず、祈り会をした」という。
 輪島市門前町の門前聖書教会では家が半壊し、避難所で生活している信徒がいるという。内灘聖書教会の横山幹雄牧師は「聖書教会連盟では、被災した教会のため募金を募り見舞金を送る準備をしている。今も大きな余震が続いているので、一日も早く信徒たちが平静を取り戻し、礼拝ができるよう祈りで支えてほしい」と語った。
 能登半島地震を受け、日本国際飢餓対策機構(JIFH、堀内顕理事長)はスタッフ1人を被災地に派遣。現地の状況を視察した上で、今後の支援活動について検討するという。

◎「リボン着用で処分ありえない」−−上原国立市長が市議会で答弁=0704080203

 国立市の公立小学校でクリスチャンの音楽専科教諭・佐藤美和子さんが、校長による「日の丸・君が代」の強要に対し、憲法で思想・良心・表現の自由が保障されていることを子どもたちに示そうと胸に青いリボンをつけて卒業式に出席したことが職務専念義務違反とされ、文書訓告処分を受けたが、国立市の上原公子市長はリボンの着用で教員が処分を受けることはあり得ないと考えていたことが、国立市議会の議事録で明らかにされた。
 「日の丸・君が代」で処分された市内公立学校教員らを支援してきた国立市議の関口博さん(カンバーランド長老国立のぞみ教会員)が、昨年12月の市議会で質問したのに答えたもの。上原市長は、文書訓告処分をした教育委員会と市長部局の行政は不介入の原則があるため、同処分について権限はなく、報告も受けていないことを断った上で、「そのときに、当時の石井教育長にこのリボンごときで処分ということはあり得ませんよねと聞いたことがある。過去の経緯の中で、国鉄時代に反対という(意思を)明記したリボンを着けた者も処分されていないから、それはあり得ないでしょうという話が教育長からあったので、私は(教育長は)当然そういう考えだと思っていた」と経緯を明かした。さらに「私が処分にかかわる決定権をもっているのであれば、当然処分しないという立場です」とも述べた。
 この処分をめぐり、現在国立市と東京都を相手取り不当を訴える裁判が東京高裁で係属中。控訴側弁護人は1月30日に結審後、この議事録を証拠として東京高裁に提出した。2審判決は4月26日午後2時から東京高裁818号法廷で言い渡される。

◎スリランカ津波被害の子どもたちを支援−−日本での支援募るアレックス&ヴァレリー・ガーザー夫妻=07

 アレックス・ガーザさん(28)とヴァレリーさん(28)夫妻=単立・ユアチャーチ会員=は日本で教師として働きながら、南アジアのスリランカに、子どもたちを教育や衛生面で支援する非営利団体「イザヤ・インスティテュート」を運営している。もともと「アジアに対して重荷があった」という夫妻だが、働きのきっかけとなったのは、2度の国際的な大災害を免れた経験だった。    大災害を逃れて
 2001年、大学を卒業しテキサスで大手証券会社に就職したアレックスさんは、ニューヨーク本社で研修を受けることになった。ところが仕事の都合で時期を2か月ずらすことになり、その間の9月11日、同時多発テロ事件が発生。会社のオフィスがあったワールドトレードセンターは跡形もなく崩壊し、アレックスさんはすんでのところで難を逃れた。
 2度目は04年のこと。この年からは、ヴァレリーさんに日本での教師の道が開け、アレックスさんも会社を辞めて日本で英会話教師として働いていた。04年12月26日、休暇でタイのランタ島を訪れ、海岸沿いに建つホテルのビーチで本を読んでいたアレックスさんは、突然「今まで聞いたこともないような大きな音」を聞いた。「水が沖の方に引いてしまい、海岸からすっかり消えてしまっていました。何か恐ろしいことが起きるような気がしました」。たちまち第一波が海岸を襲った。
 第二波もすぐだった。ビーチにある建物に入り、アメリカの家族に連絡をとろうとするアレックスさんの背後に、ヴァレリーさんは迫りくる大波を見た。「室内なので高さは見えませんでしたが、木材や瓦礫を巻き込み、チョコレート色になった水の壁が建物に5、6メートルのところまで迫っていました」。2人は必死で逃げ、ホテルへ続く階段を上りきったところで腰の高さまで水が押し寄せた。「津波が起きてから数時間、人々はショックで動けないようでした。それから電気も、水も、助けも来ないと知り、次第にパニックが広がっていきました」 現地での必要感じ
 津波の直後、友だちの安否が気になった2人は「持てるだけのものを持って」スリランカを訪れた。そこで親や家をなくした子どもたちを目の当たりにし、「大きな必要を感じた」という。05年8月から、現地で教師を雇い、子どもたちに教育を施す教員の養成を始めた。「イザヤ・インスティテュート」のスタートだった。
 もともと、ヴァレリーさんは教師として、アレックスさんはスリランカの宣教師だった父親の影響で「アジアに重荷があった」という。「幼い頃から、父を通して自分の中に種が蒔かれていたのだと思います。津波を経験して、種が芽を出しました」とアレックスさんは語る。「人生は短いのだと強く感じました。車も休暇も重要ではない、神様が創られた人間こそが最も大事だと思ったのです。与えられた力を用いて、神様の計画に従っていきたいと思いました」。ヴァレリーさんは「以前からスリランカには興味をもっていましたが、もし神様が自分に何かをするよう求めておられるのなら、いつか機会がくるのではと思っていました。災害のことを通し、確信を得ました」と語る。 支援通し神のわざに
 「イザヤ・インスティテュート」[ http://www.isaiahinstitute.org/ ]では、現地での教員の養成のほか、医療・衛生面での支援などを行っている。昨年7月には、ボランティアの歯科衛生士らとともに現地に渡り、歯科検診と内科検診のプロジェクトを実施。数百人の子どもたちが検診を受けることができた。今後は、現地のコミュニティー整備や、子どもたちのための学校建設などを目標に働きを進めていくという。そのために、アレックスさんらは日本での支援を募っている。「イザヤ・インスティテュート」は、アレックスさんが英会話教師として得た給与を2人の生活費に、ヴァレリーさんが教師として得た給与を現地の支援のためにささげる形で運営をしてきた。しかし現地での働きが拡大し、次第にそれが困難になった。アメリカでは、既に支援のNPOを立ち上げたという。毎月、一定の支援金が現地に送られ、休みにはボランティアが現地へ渡り、働きを手伝う。
 「日本でも、こうした支援組織がつくれれば」とヴァレリーさん。「この働きを通し、多くの人が神様のわざに加わってもらえれば。アメリカや日本で、現地の支援をしたいという人の思いを集めて、現地で機能できるようにしたい。日本とスリランカとアメリカの橋渡しがしたいのです。そのために、神様は私たちを日本においてくださったのだと思います」と語る。
 問い合わせはユアチャーチTEL:042・759・0131。