4月17日号紙面:石巻で教派超えて墓建立に協力 「骨までも主にあって一つ」
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市に、主に震災後に誕生したキリスト教会や支援グループが協力し、「神の家族の墓」を石巻市霊園(石巻市南境字大衡山180番地)に建立した。趙泳相牧師(石巻オアシス教会)に話を聞いた。【中田 朗】
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震災から5年目の3月11日の翌日、石巻市霊園を訪れた。仏式のお墓が建ち並ぶ中、人の背丈はあるであろう、箱形のキリスト教の墓が現れた。墓石の真ん中に十字架があり、その右に「神の家族の墓」、左にはピリピ3章20節の御言葉「私たちの国籍は天にある」の文字が刻まれている。この墓には、100人分の骨壺を収めることができる。