めまぐるしく変わる現代の社会状況。ライフスタイル、価値観の変化。特に、キリスト教人口の少ない日本において、多くの誘惑もある。またインターネットにより信徒でも様々なキリスト教の情報を入手したり、教派を越えたネットワーク形成が活発になっているが、足元の教派への認識はどうか。

　今年相次いで、出版され、教理、信仰告白集を紹介。現代における信仰を問い直す書も。

◆揺れ動く時代に　教理を押さえる

○『改革教会信仰告白集基本信条から現代日本の信仰告白まで』関川泰寛・袴田康裕・三好 明編　

○『ウェストミンスター大教理問答』宮?彌男訳　教文館　

○『子どもと親のカテキズム神さまと共に歩む道』日本キリスト改革派教会大会教育委員会　以上教文館　

○『エンキリディオン小教理問答』マルティン・ルター著　ルター研究所訳　リトン

○『カンバーランド長老キリスト教会信仰告白』カンバーランド長老キリスト教会　いのちのことば社　

◆現代における信仰とは？

○『人間への途上にある福音　キリスト教信仰論』Ｊ・Ｌ・フロマートカ　平野清美訳　佐藤優監訳　

○『人生の意味と神　信仰をめぐる対話』ヴィクトール・フランクル、ピンハス・ラピーデ著　芝田豊彦、広岡義之訳　ともに新教出版社

◆現場に立ち続ける勇気問う
○『見上げる空 「被災地」から見える教会の姿』米内宏明著　いのちのことば社
評・大塚史明＝日本同盟基督教団盛岡みなみ教会牧師、３・11いわて教会ネットワークコーディネーター

◆困難な現実に働かれる神
○『行き詰まりの先にあるもの―ディアコニアの現場からー』富坂キリスト教センター編　いのちのことば社
評・後藤敏夫＝余市惠泉塾

12月21/28日合併号（クリスマス・年末号）読書特集で掲載します。
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