「『川の両側にはいのちの木があって、十二種の実を結び、その実は毎月みのり、その木の葉は諸国民をいやす』(黙示録22・2、口語訳)。そうか、天国に行ったらこの木の葉を食べさせてもらおう。天国で癒やされるのだから、今見えなくても、まあいいか…」。そう語るのは、栃木県矢板市で27年間、日本ホーリネス教団矢板キリスト教会を牧会する、視覚障害者の田中敏信牧師だ。田中さんは、妻の多恵子さんと二人三脚で歩んできた。田中さんは中学生の時、網膜剥離で視力を失った。(7月2日号「視覚障害者特集」で詳細)