世界福音同盟(WEA)総会が延期--韓国教会の分裂が原因
今年10月に韓国・ソウルで開催予定だった世界福音同盟(WEA)総会が延期となった。韓国内の福音的な教会の分裂が理由だ。2月11日にWEA国際理事会が発表した。
WEA総会は世界の福音的な教会の協力関係を強める会議として6年に1回開催される。韓国での開催は4年前にWEA国際理事会が決定した。韓国の福音的な諸教会のグループ、韓国基督教総連合会(韓基総=CCK)が主導して準備を進めていたが、韓基総の分裂もあり、延期を決定した。同理事会は次回の総会の場所、時間を検討し、発表する予定だ。
日本福音同盟(JEA=安藤能成理事長、品川謙一総主事)は2009年12月に韓基総と宣教協力に関する覚書を締結していた。だが韓基総は、異端・カルト疑惑が起きた「クリスチャントゥデイ」創立者張在亨氏の受け入れをめぐり主要教派が離脱し、12年に別に「韓国教会連合(CCKI)」を組織した。JEAは韓基総が事実上、韓国教会を代表する連合体としての立場を失っていると判断し、韓基総との宣教協力を昨年解消している。