6月18日朝に起こった大阪北部地震では、震源地の茨木市、隣接する高槻市で21日現在もガスが止まったままだ。

 茨木市の福音の群・茨木キリスト福音教会(永井牧師)は、震源地の真上に位置する。落下物などで教会員が軽傷を負い、屋根瓦が落ちるなど家屋の一部損壊で避難している人もいる。永井牧師は「皆さん落ち着いて対応している。全国の神の家族から安否を問う声、祈ってくださっているのが伝わってきた。本当に守りの中に置かれているなと、感謝しています」と話した。

 高槻市のホーリネス・高槻第一キリスト教会(山口登久牧師)は、震源地から2千300メートル。教会の幅約5メートルのブロック塀が根元から倒れた。教会の壁にひびが入り、食器が壊れて本棚も倒れた。山口牧師は「人的被害がなくてよかった。地震に耐えられる塀を作らないと」と語った。

 近畿福音放送伝道協力会(近放伝)では、協力教会の被害状況の情報収集を行っている。

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 日本バプテスト同盟高槻バプテスト教会の中野博誉牧師は、「今回の地震で倒壊家屋はないが、信徒宅で2軒ほど屋根瓦が全部落ちた。この地域は独居の高齢者が多く支援が難しい」と話す。「余震の恐怖におびえる人が多い。平安になり、落ち着くことができるようお祈りしてほしい」と祈りを要請した。