辺野古基地建設問題、県民投票などをめぐり沖縄と日本が揺れている。
キリスト教の土台で平和への取り組みをする日本カトリック正義と平和協議会と日本キリスト教協議会平和・核問題委員会が共催で、公開セミナー「核と平和」を開いている。沖縄の基地問題を中心に、宗教的観点と学問的な観点から2回にわたって開催する。
初回の1月19日は、東京・千代田区のニコラ・バレで「沖縄と平和」と題して開いた。米国人の司祭で2018年にカトリック那覇教区司教に除階されたウエイン・バーント氏、沖縄出身で、現在横浜市の日本基督教団川和教会牧師である平良愛香氏が語った。

基地問題と現状、分断の問題の背景、人々の心情や文化にも触れて、信仰者のかかわり方を模索した。

沖縄・宮古島の同教団・宮古島伝道所の坂口聖子牧師も急きょ登壇し、島の状況を伝えた。

次回26日は、「核と基地」と題して東京・千代田区のイグナチオ教会で、木村朗(鹿児島大学法文学部教授、平和学会理事)、高橋博子(名古屋大学大学院法学研究科研究員)の各氏が語る。
【関連記事】
[レビュー1]火急の知らせよヤマトに響け、世界に届け!  『ゴスペルのぬるしをあげて「普天間基地ゲート前でゴスペルを歌う会−歩み・記録集−』2019年1月19日
沖縄のアイデンティティーと聖書教育とは 県内神学校、宣教研究所関係者か討議2018年9月30日
台風、停電、選挙が集中 9月の沖縄取材ルポ2018年10月5日

▽週刊クリスチャン新聞はウェブ版(有料)を配信▽
有料版(ウェブ版、毎号発行日前々週の金曜日)では週刊クリスチャン新聞各号の全記事とバックナンバーをご覧になれます。

ウェブ版→ http://クリスチャン新聞.com/csdb/