高校時代に交換留学で米国へ、その時に「世界に向けて堂々と日本を主張できる政治家になる」と政治家を志し、草加市議を6期23年間勤め、参院全国比例選挙にも立候補した瀬戸健一郎氏(アッセンブリー・草加神召キリスト教会員)。現在は、妻の山川百合子衆議院議員の事務所長として国政に関わる。辺野古基地問題、毎月勤労統計不正調査問題など、混迷を極める日本の政界にあって、瀬戸氏はどんなビジョンをもって国政に関わっているのか、話を聞いた。
─瀬戸さんは、日米が対等ではなく、等身大の関係でなければならないとおっしゃっていますね。
 私の中では、日本人はエジプトに隷属していた時代のヘブライ人というイメージがあります。あの時、モーセが「我が民を去らせよ」と、ヘブライ人を連れてジプトを出ていく。ところが、神様に守られ、導かれて出て行ったのに、40年間さまよっているうちに、自分達の自主性を忘れ、エジプトでは過剰労働だったが、とりあえず住む場所も食べる物もあったし、暮らしもそこそこだったので、「エジプトは良かった」と言い出す。日本も同じです。アメリカと仲良くし、日米同盟がしっかりしていれば、とりあえず安全、安心。そこからの自由と解放を求めようとせず、認められた範囲での自由で満足しています。その状況が今の日本です。これだと、主権国家としての独立自尊はありませんし、約束の地カナンにたどり着くこともないと思います。
 3月26日には、「ピースメーカーズフォーラム2019 瀬戸健一郎&山川百合子夫妻のために祈る会」が、東京・新宿区の京王プラザホテルで開かれる。会費1万2千円。申し込みは3月19日締め切り。問い合わせはV080・6725・3236(池田幸子)(3月17日号で詳細)