「北星学園問題」が問いかける「キリスト教主義」 明治学院で高橋理事語る
大学の自治、言論の自由、キリスト教主義はいかに担保できるか。昨年、元朝日新聞記者植村隆氏の非常勤講師任用継続をめぐって北海道のキリスト教主義学校で起きた「北星学園大学問題」は問いかける。
明治学院大学キリスト教研究所は、「『北星学園大学問題』が日本の大学に問いかけたもの―学問研究、学生教育、教職員の職業倫理(コミットメント)について―」をテーマに、6月24日にキリスト教主義教育研究プロジェクト公開研究会を東京・港区の同所で開催した。
北海道在住で、学校法人・北星学園理事の高橋一氏(明治学院大学非常勤講師)が、大学が揺れ動いた事件の顛末と、理念の重要性を話した。
この事件を追い続けた、北海道新聞記者の長谷川綾氏も駆けつけ、植村氏の北米大学巡回講演会に同行した模様を報告した。
会場ではキリスト教主義学校の在り方、事件の発端となった従軍慰安婦問題、その背景の歴史修正主義の問題などが話し合われた。
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※紙面で続報予定
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