落ち穂

「神は私たちにとって偶像と思えるものをすべて取り去られました。この時こそ、立ち止まって神が何をされようとしておられるのかを知る時なのです」。4月26日、〝九キ災”チャンネルから、ソフトバンク・ホークスのデニス・サファテ投手がコロナ禍で苦しむ人々に向かってメッセージを語った◆〝九キ災”とは、2018年の熊本大地震を機に立ち上がった「九州キリスト災害支援センター」のこと。この7月、熊本地方を襲った水害にも救援の手を伸べている。サファテ氏も10年前に来日以降、東日本大震災、熊本の災害などのたびに救援チャリティーに参加してきた◆今回のコロナ禍により家族が待つアメリカに帰る道が閉ざされていたが(8月に帰国)、この苦難にも意味があるとサファテ氏。「こうして信仰の証しができた」と現在の状況を前向きに捉えた。サファテ氏は2011年に来日。広島カープ、西武ライオンズで活躍、ソフトバンク・ホークスに移籍してからは「キング・オブ・クローザー」として17年には日本リーグ最高記録となる54セーブをあげた◆7月には現役引退を表明したサファテ氏だが「神様は私に別のプランを用意されている」と、主の証人として生きることを表明している。