10月25日号紙面:アンテオケ宣教会オンラインセミナー分科会 関わることが神の国の宣教 「この日本の片隅に─今、誰がいる?どう関わる?」
アンテオケ宣教会オンラインセミナー分科会 関わることが神の国の宣教 「この日本の片隅に─今、誰がいる?どう関わる?」
9月22日に開かれた「第19回世界宣教オンライン・セミナー」(アンテオケ宣教会主催)で行われた五つの分科会から、先週号の「ポストコロナ・世界宣教ビジネス宣教ネットワーク」に続き、「この日本の片隅に─今、誰がいる? どう関わる?」の内容を紹介する。
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担当は、同会地区/専門主事の三橋恵理哉氏と日本語教師のH氏。
最初に、この分科会のテーマは「日本における異文化宣教について」であることが語られ、続いて日本在住外国人の状況がデータで示される。2019年末時点での数は約300万人、国別では中国、韓国に次いでベトナムが多いこと、増加率の高い国はベトナム、インドネシア、ネパール、など。彼らは、仕事、留学、技能実習生他、あるいは不法滞在の者もおり、生活ルールなど、日本という異文化の中で困難を覚え、不安を感じている。そんな彼らとどう関わり、助けとなれるか、がグループ別での分かち合いも含めて、話し合われる。
それらの話を踏まえたうえで、三橋氏は「これが宣教なのか?」と問いかける。生活支援は、クリスチャンでなくてもしていることだろう。しかし、そもそも「福音宣教」に対する意識をクリスチャンが変えなければいけないとして、ヨハネ1章14節を挙げる。「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた」。イエス様はこの地上で、人間の暮らしをすべて経験した。宣教はその歩みを通して「神の国の福音」を届けること。それは対決ではなく、相手に決断を迫ることでもなく、、、、、、