核兵器禁止条約発効 「平和は統合的に」

【CJC】バチカンの外務局長リチャード・ギャラガー大司教は、1月22日に発効した核兵器禁止条約に対する教皇庁の取り組みについて語った(公設バチカン・ニュースの報道)。核兵器を法的拘束力をもってはっきりと禁止する国際条約の意義を述べ、「世界の平和と安全は、相互破壊や全滅への脅威や、権力バランスや力の法則を基礎とするものであってはならず、それは対話・連帯・正義・人間の統合的発展、基本的人権の尊重・環境保護・教育や医療システムの向上、人民間の信頼構築の上に築くべき。教皇回勅『ラウダート・シ』が説く、『統合的エコロジー』における『すべては互いにつながっている』という意識に基づく構想が欠かせない」と話した。