断食祈祷聖会(同実行委員会主催=高木康俊実行委員長)の17日午前は、東日本大震災の影響で市域の85パーセントが液状化し、被害を受けた浦安市の浦安聖約キリスト教会、斉藤潔牧師が講演した。
 会堂は傾き、大規模半壊となった。かろうじて礼拝はできたものの、会堂2階に住む牧師家族は平衡感覚に異常をきたすなど健康被害があった。一方、地域の連帯が深まり、寄り合いに会場として会堂を使うなど近隣との関係も築かれた。信徒の信仰も活性化した。信徒は目標を上回るほど献金し、教団諸教会、諸教会からの支援も受けた。昨年8月から会堂の修復を始め、11月に改修が完了した。斉藤牧師は11月に定年を迎え、新しい歩みの準備を始めている。(高橋良知)

〈祈祷課題〉
1 千葉県などで液状化の被害を受けた人たちの復興のため
2 千葉県を始め、東日本大震災の被害を受けた人たちのため
3 健康被害やトラウマなど震災の後遺症に悩む人たちのため
4 経済的な苦悩、人生の悩みを持つ人たちに主からの救いがあるように
5 被災地の諸教会の宣教の働きのため
6 斉藤牧師の新しい歩みと、浦安聖約キリスト教会の今後のために