洗礼を受けていない人を聖餐にあずからせたことが教憲教規違反に問われ、2年前に免職の戒規処分を受けた北村慈郎氏(前・日本基督教団紅葉坂教会牧師)が、教団を相手取り免職処分が無効であることの確認などを求めて東京地裁に提訴、このほど受理された。近年キリスト教会の伝統に対して提起されてきた「開かれた聖餐(オープンコミュニオン)」を巡る神学的・教会的な論争が、牧師の職務を剥奪する処分の不当性の問題として法廷で争われることになる。(根田祥一)

2月19日号に詳報