行政とも連携を取りながら震災復興支援に携わってきた超教派の「南三陸町を支えるキリスト者ネットワーク」は、現地にクリスチャンセンターの設置を構想し、準備を進めている。
 同ネットワークでは現地の人々との関係を大事にしながら支援活動を続けきた。地域のリーダーと接する中で、リーダーの研修、横のつながりの強化、拡大、及び地域への必要な情報を提供する場が求められた。行政とは福祉の分野で協力する中で、ケアセンターの必要がある。現地の人々からも「土地を使ってほしい」、「心のケアのために礼拝するのがよい」という声が上がり、センターの準備が具体的に進められている。
 「クリスチャンコミュニティーセンターの目的(仮称)」としては、1 礼拝、2 クリスチャンならではのイベント、3 町に貢献出来る支援奉仕、4 セミナー、5 カウンセリング、6 現地の方々の話し合いの場、7 障害児における活動拠点、8 宿泊場(特にボランティアのため)、9 その他、が挙げられる。
 第1段階として、将来公園となる土地で、仮設の「第一(仮名)クリスチャンコミュニティーセンター」の設置。次に地元住民との協力で、畑地、住宅、人材育成所、キャンプ場を含む「第二(仮名)クリスチャンコミュニティーセンター」設置についても準備が進んでいる。
 「第一(仮名)クリスチャンコミュニティーセンター」はプレハブ建築で24畳ほどの広さ。設置のための必要資金(仮設周辺などの整地、水道・光熱などライフライン工事、仮設トイレ3点の設備など)は500万円(内310万円はサマリタンズパースと東京プレヤーセンターより与えられている)以上を見込む。
  センターを支援するための献金を募っている。銀行口座は下記の通り

三菱東京UFJ銀行  千葉支店 店番270  口座番号 0486326
基督聖協団南三陸町を支えるキリスト者ネットワーク代表役員濱野好邦
問い合わせは(090-6628-0628 中澤)

「南三陸町キリスト者ネットワーク」は20日、「南三陸町の文化と風土」をテーマとした会合を仙台市青葉区愛子の仙台バプテスト神学校で開き、日本人ならではの具体的な宣教法の計画、また南三陸町に準備中の「クリスチャンコミュニティーセンター」について話し合った。
 会合の様子や、働きの詳細について3月11日特別号でご紹介します。
【詳しくは紙面で】

写真=第一(仮名)クリスチャンコミュニティーセンター建設予定地