久遠キリスト教会を会場に

「J-Passion Tokyo2022」(同実行委員会主催)が4月29日、東京・杉並区阿佐谷北の久遠キリスト教会で開催された。J-Passionは教派を超え、教会とクリスチャンが協力し開催するクリスチャンの青年大会。聖会メッセンジャーは播義也氏(保守バプ・恵泉キリスト教会埼京のぞみチャペル主任牧師、アジアン・アクセスジャパン ナショナルディレクター)。播氏はヨハネの福音書15章8節から「シン・弟子」と題してメッセージした。

播氏は、小学校の頃は自分がクリスチャンだと周りに言えなかったが、中学校時代のキャンプでイエス様が自分のために血潮を流して十字架で死んでくださったことを知り、キャンプが終わってからは友達10人を教会に連れていき、うち一人はバプテスマを受けたという証しをした。

播義也氏

その上で、「真の弟子とは、真の弟子を生み出す弟子だということ」と語る。「イエス様を信じることは主のわざだ。あなたの言葉、祈り、行い、愛を通して、イエス様を信じる者が出てくるためにも、あなたは真の弟子を生み出さなければいけない。あなたを通して導かれた人が、次の弟子を生み出す弟子となるように訓練していかないといけない」

そのためには、「涙と汗と血を流さないといけない」と語る。「これらは、私たちが真の弟子となる前、イエス様がすでに流されたもの。イエス様は羊飼いのいない群衆を見て涙を流された。十字架に架かられる前には、汗と血を流された。私たちは年に1、2回、教会のない地域に平安の子(ルカ10・5参照)を探す旅に出る。汗をかきながら一軒一軒訪問し、『この家の平安を祈らせてください』とお願いする。だが、その多くは拒絶される。悔しくて涙が出る。でも、それは自分ではなくイエス様が拒絶されたのだと知って、憐憫(れんびん)の情がわいてくる」

「この涙と汗を、J-Passionで流そう。自分が握っている物を手放し、教会のない、誰も福音を伝えようとしない地域に宣教旅行に行こう」と語りかけた。

そのほか、賛美チーム「KINSHUKO UNITED」が賛美をリードし、スペシャルゲストとして、金子道仁氏が講演した。

当日は、手指消毒と検温などの基本的な感染対策に加え、参加者全員が唾液抗原検査を受け、参加者に陽性者がいないことを確認の上、集会が実施された。