青田惠子さん(右)と橋本久美子さん

 

CLCからしだね書店(社会福祉法人ミッションからしだね=京都市山科区)が、開店1周年を迎え、5月2~7日に記念イベントを開催した。

3日はゴスペルシンガーの浜岡典子さん、5日は“山科のシンガーソングライター”の盛武政裕さんの各ミュージックライブが行われた。

4日にはオンライン併用の「PEACE MAKE」トークイベントが開かれて、二人の女性の体験談から平和について考える時となった。

 

左から坂岡理事長、橋本さん、青田さん

 

まず、東日本大震災の原発事故で福島から避難している青田惠子さんが「福島避難民として思いのたけを語りたい、今置かれている状況は本当に平和か、考えてみたい」と、語りかけた。「平和の反対は、日常の暮らしができなくなること」だと、事故によって失われたふるさとへの思いや、原告として関わる原発集団訴訟について言及した。

「京都手をつなぐ育成会」の相談員の橋本久美子さんは、46歳の知的障がいの息子和典さんと共に歩んだ日々を振り返りつつ「障害のある子から平和をつくる」をテーマに語った。幼い和典さんと歩いていたら通りすがりの老人から「こんな子生んで」と言われたことが「障がい者の親として歩く決意を新たにした出来事だった」という。「障がいある人たちが当たり前に生きることを、どうか支えていただけたら嬉しい」と、呼びかけた。

 

坂岡隆司理事長、坂岡恵店長

 坂岡隆司理事長と坂岡恵店長は「福祉の仕事をしているところが本屋を経営しているというのは、日本でも珍しいと思います。町の書店がどんどんなくなっている状況で、単体の経営は難しいけれど、こうした福祉施設の一部門としての書店の可能性を提示したい。こういうイベントもできて、情報を発信、共有する場となっていきたいです」と、話していた。

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