宗教法人日本オープンバイブル教団関西教区聖会「笑う門に救いあり」が、5月5日に神戸市長田区の神戸キリスト栄光教会（菅原亘主管牧師）で開かれた。「落語と漫才で楽しく聖書の話を聞きましょう」のサブタイトル通り、福音落語や漫才、琴や日本舞踊などで福音を伝える楽しい1日になった。

午前と午後の2部制で開催した聖会には、延べ200人以上が参加。漫才は三田ホーリーチャペルの重元勝行牧師と神戸キリスト栄光教会の北山奨伝道師コンビの「ゴスペルボーイズ」、三木ホーリーチャペルの森本恵子牧師と神戸キリスト栄光教会の瀧本千春伝道師コンビの「福音シスターズ」が、軽妙な掛け合いで聖書や福音を紹介した。琴と日本舞踊で「和の礼拝」を披露したのは広瀬エリさん、兵庫えみさん、矢野やすえさん。

福音落語は、祝福亭一麦こと活けるキリスト一麦西宮教会の坂口将人牧師、笑福音亭シオンこと大阪シオン教会、和歌山シオン教会の安達隆夫牧師、アマチュア落語家として活躍するゴスペル亭パウロこと小笠原浩一さんが、笑わせながら聞き入らせながら、福音の妙味を伝えた。

菅原牧師は「日本文化を通して、メッセージを伝えようと企画したものです。ともすると聖書の教えが“バタくさく”なることがある。17歳で宣教師に導かれてクリスチャンになったとき、日本人をやめるという気持ちになったことを覚えています。福音の真理を運ぶ器を、日本人の風土に合ったものに変えることで、人が教会に来やすくなるのでは」と、話していた。