ウクライナ避難民のためのオペレーションセイフのプラン

トラウマを受けた子どもたちの回復プログラム「オペレーションセイフ」を、ウクライナ難民の子どもたちを支援するポーランドの教会の牧師や信徒リーダーに指導するため、5月初めにポーランドに向かったジョナサン・ウィルソン氏(グレイス・クリスチャン・フェローシップ牧師)からのレポートが届いた。その一部を紹介する。

最後に申します。あなたがたは皆、心を一つにし、同情し合い、兄弟愛を示し、あわれみ深く、謙遜でありなさい。  Ⅰペテロ3章8節

私たちの最初のオペレーションセイフトレーニングは、ポーランドの首都ワルシャワにおいて、超教派の国際宣教団体ОM(オペレーション・モービライゼーション)のホストにより行われました。すべてのオペレーションセイフのマニュアルがポーランド語、ウクライナ語に翻訳され、トレーニングも2か国語で行われるなど、素晴らしい翻訳・通訳の働きでした。最終日、ウクライナでの戦争開始以来のそれぞれの体験を避難民の方が分かち合いました。分かち合いによって、主がそれぞれの心を一つに紡がれたのがわかりました。

写真中央がジョナサンさん

2回目のトレーニングはポーランド南部の古都クラクフで行いました。今回は、ポーランドに避難しているウクライナの人、ウクライナからトレーニングのため国境を超えて来られたウクライナの人たちに行いました。彼らがオペレーションセイフのプログラムを安全に行う方法が整えられ、必要が満たされるように。同日、クラクフにおいて、ヨーロッパ中のクリスチャンリーダーがウクライナの教会を支援する方法について討論する場に向かいました。良い話し合いとなり、子ども達を支援するための関係を主が導き、機会を与えてくださるようにお祈りください。

ヨーロッパ中のクリスチャンリーダーがウクライナの教会を支援する方法について討論しているところ

次はルーマニアの首都ブカレストで行われるトレーニングのため移動します。ウクライナの人たちの支援をサポートするボランティアの方たちへのトラウマケアトレーニングを行ってほしいと要請されています。このトレーニングが順調に、有効的に行われるようにお祈りください。ポーランドにおいて避難しているたくさんの子どもたちに提供されるため、教会のネットワークが広がるようお祈りください。