3.11いわて教会ネットワーク主催の3.11記念集会が、北上市大通りの保守バプ・北上聖書バプテスト教会で開かれ県内の教会、国内外の支援団体から人々が集まった。詩篇102篇の朗読の後、2時46分に全体で1分間の黙祷を捧げた。
 説教は大塚史明牧師(同盟基督・盛岡みなみ教会)がルカ10章25節から37節から、困っている人を目の前にして、祭司・レビ人のように知りながら通り過ぎるか、サマリヤ人のように自分の予定を変えて犠牲を払うか選択が迫れること、イエスの「あなたも行って同じようにしなさい」という言葉は、助けなかった人をしかるのではなく、励ましているものだということを語った。
 集会内では支援報告や沿岸被災地の現地スタッフの紹介もなされた。

 祈祷課題として、同ネットワーク事務局の佐々木真輝牧師(北上聖書バプテスト教会)は

①長期スタッフの拠点が地域によってはなかなか見つからない。宿泊、活動のベースになる場が見つかるように②被災地のことを忘れないで欲しい。継続的なボランティア、経済的支援を求める
③県内に訪れている開拓を願う団体やいろんな団体とコミュニケーションをとれるように
④今までの支援の働きを通して心を開いている方がたくさんいるが、教会が少ない。救われる方が起こされるとともに、現地の教会が支援で励まされるように。必要な所に新しい教会が建てられるように

と祈りを要請する。

写真(佐々木真輝氏より提供)
3.11いわて教会ネットワーク http://311.ichurch.jp/