’キリスト教’を名乗る代表的な異端・カルトの一つである統一協会(世界基督教統一神霊協会)の創始者、文鮮明教祖(92)が9月3日、死去した。自らを「再臨のメシア」と信じ込ませる手口で大学生を始め多くの人々を「地上天国」完成のためと称して使命感をあおり、霊感商法など詐欺的な活動に駆り立ててきた。
 その「再臨主」が死亡すれば、この組織は求心力を失い消滅へと向かうのか・・・決してそうはならないと、日本キリスト教異端相談所の張清益所長は語る。教祖を「再臨のメシア」と信じさせるこの種の異端の「メシア」が死んだら組織はどう解釈し対応するのかを、張氏に解説してもらう。

9月23日付「異端・カルト特集」に掲載。