「日本の教会の弱点は10代の育成です」。日本青年伝道会議(日本福音同盟[JEA]青年委員会主催)内の分科会の1つ「10代をどう育てるか」で西村敬憲牧師(JEA青年委員会、同盟基督・西大寺キリスト教会)は言い切った。自身、教会での青年の育成とともに、小中高生のチャーチスクール、サムエル国際キリスト教学園の校長を勤める。同教団の教会を調査し、受洗者が12年間で教会に定着する率が約45%と算出した。「様々な牧師と話したが、このうち中高生の定着率は35%程度という実感。半数以上がいなくなる」。これはほかの教団教派でも同じ傾向がみられるだう。
 「今、10代を育てれば10年で20代が3倍、30年でキリスト者が人口10%になる」とし、教会の10代を育てるための取り組み「ミッションテモテ21」を提案する。

 10月6日号掲載。日本青年伝道会議の分科会の一部などを数回に渡り、連載します。