高まる社会からの福祉のニーズに教会が本来持っていたものが生かされる。キリスト教福祉学専攻を開設した東京基督教大学(TCU=千葉県印西市、倉沢正則学長)は地域ケアをできる教会を目指すケアチャーチプロジェクトを始動し、11月17日、東京・千代田区のお茶の水クリスチャン・センターでオープンセミナーを開いた。
 福祉作業所を教会の働きとして持つ教会、地域教会との協力で福祉事業を展開する教会、福祉と福音宣教を一体としてとらえる教会が、実際の取組を紹介。会場に集まった福祉に取り組もうとする教会関係者、すでに実践する関係者たちと活発な議論を交わした。

 TCUは今後もネットワークづくりに努めながら、セミナーなどの催しを実施する予定だ。キリスト教福祉学専攻の学生も様々な奨学金を用意して募集している。
 交流サイト、フェイスブックの「これからの福祉と教会を考える会」で情報共有ができる。 http://www.facebook.com/groups/215015165291992/