北朝鮮緊迫で韓国NCCが祈りの連帯要請「軍事力によらぬ主の平和を」
北朝鮮が韓国との休戦協定を一方的に破棄し、繰り返し「戦争前夜」をアピール、4月10日以降にもミサイル発射の可能性があると言われる中、韓国キリスト教教会協議会(NCCK、金ヨンジュ総務)は10日、世界のキリスト者に朝鮮半島の平和的な和解と再統一のための祈りに連帯を求める呼びかけを発信した。4月5日、切迫した危機について討議し平和を求める緊急祈祷会を開いたことを明らかにし、「朝鮮半島の平和を求める緊急嘆願」を発表した。
緊急嘆願の祈りの要請は、①開城工業団地の正常化のために、②米韓合同軍事演習の終結のために、③南北の対話が直ちに前進するように、④軍事対決の根源の解決のために、⑤この事態に対し、全キリスト者の新たな決意と祈りを求める、の5項目。「今こそ軍事力による偽の平和を克復し、主の正義に満ちた真の平和をもたらす時である」と訴えている。(根田祥一)