日本では男性の2人に1人、女性の3人に1人が一生涯にがん罹患すると言われている中、昨年9月に発売された医師やがん体験者ら11人のメッセージを収録したCD「あなたには、明日、生きる意味がある」(NPO法人キャンサーリボンズ、軽井沢朗読館制作)が、静かな反響を呼んでいる。発案者は、がん患者の治療と生活をつなぐ働きをするNPO法人キャンサーリボンズの岡山慶子さん(副理事長、日基教団・行人坂教会員)。岡山さんは「希望を失い、将来に不安を覚えているがん患者さんや、同じ状況にある人たちに届き、生きる意味を見出す手助けとなればと願い制作しました」と語る。CDは郵送料込みで1枚千80円。問い合わせはTel03・3546・6101、キャンサーリボンズ事務局まで。(中田 朗)

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写真下=日野原重明氏(中央)にCDを届ける岡山さん(右)。
    左端はナレーション担当の青木裕子さん