「死ね」「殺せ」「朝鮮半島に帰れ」など、在日韓国・朝鮮人を排斥する「ヘイトスピーチデモ」が今年に入り、毎月、毎週のように東京新宿区の通称コリアンタウンで行われてきた。この言葉の暴力に、コリアンタウンで生活する人々はどんなに傷ついたか、想像に難くない。一方、「仲良くしようよ」と、ヘイトスピーチデモを阻止するカウンターデモも始まった。この近辺にある在日韓国人教会や日本人教会の牧師、信徒は、このことをどう受け止め、祈ったのか? その思いに迫りつつ、これからのあり方を問う。 (中田 朗)

写真右=「旭日旗やプラカードを掲げて歩くヘイトスピーチデモ参加者
写真下=「仲良くしよう」のプラカードをもつカウンターデモの参加者