東日本大震災後、津波で甚大な被害を受けた石巻市では、キリスト教会からも数々の支援が続けられてきた。特に渡波地域では10近くのキリスト教団体・教会が支援に関わった。  

 >震災から3年が経過しようとする中、12月23日、仙台福音自由教会のクリスマスプレゼント配布支援活動に同行した。
 
 同教会では、震災以来、石巻市の信徒の親戚、知人のつながりから支援が継続。毎月2回ほど計80回近く仮設訪問をしている。全国の福音自由教会有志の協力を得て。石巻福音自由教会(仮称)会堂も建設中だ。
 
 仙台福音自由教会、古川福音自由教会、関東からの信徒ら20人ほどで、渡波地域にある、10か所の仮設住宅、住宅を回った。「ああ、教会さん、いつもお世話様です」と笑顔で迎える人もいる。
 手紙を添えて袋詰めした靴下、お菓子、軽食、小物、クリスマストラクトをもって回った。
 「ああ、○○さん、顔見られて良かったあ。今日来られなかった□□さんも会いたいって言っていたよ」。中心的に活動しているメンバーは、仮設住宅に何人もの顔見知りがいる。手をとって再会を喜び、体調や生活状況を気遣った。ひとしきり近況を話すと、最近まで入院していたという仮設住宅女性は「□□さんや、▽▽さんにもよろしくお伝えください」とあいさつした。

 プレゼント配布後には、各仮設住宅団地で、クリスマスの讃美歌を歌い、祈った。顔なじみの人で、雪のちらつく寒空の中だったが、窓から顔を出してみる人住民もいた。
 支援を続けてきた吉田真知子さんは、愛が支援の力になったと語る。「ただ純粋な愛を与えることができるように。いつも自分自身が問われることですが大切にしています。教会に来てもらいたい、救われてほしい、そのような気持ちをいったん脇に置き、その人と接するときは愛に徹します。いつも受け入れてもらえるか緊張する。でも私たちを受け入れてくださる方々もいる。そのような愛に私たちも成長させられました。高齢な方々でも、毎日をただ生きるだけでなく、生き生きとしていきてもらいたい。そのための力は愛。これは支援に限らずどこでも通じることだと思います」