2016年11月13日号 1面

 毎年10月、東京、大阪など各地で行われる聖化大会。今年は聖めの信仰をもちつつ、人身売買や貧困など様々な社会問題に取り組むジョ・アン・ライアン氏(援助団体「ワールド・ホープ」創立者)をメインスピーカーに迎えた。東京では、「この時代に生きる聖なる民として 聖化と社会的実践」をテーマに「第31回関東聖化大会」(関東聖化交友会主催)のセミナーと聖会、女性大会、パネルディスカッションが10月17、18日、千代田区神田駿河台のお茶の水クリスチャン・センターで開催。青年大会が16日、小金井市本町の東京フリー・メソジスト小金井教会で開かれた。ライアン氏は、「2014年のアメリカ政府の人身売買についての報告によると、日本はG8の国の中で唯一、人身売買を取り除く規準に達しておらず、多くの人が東南アジア、東ヨーロッパ、南アフリカから日本に運ばれて来ている」と深刻な日本の現状を語り、「この悪のシステムを解決することが、ホーリネスの生き方だ」とチャレンジした。【中田 朗】