アーカイブ: 映画 - ページ 78
Movie「Peace ピース」――猫社会から見えてきた「ともに生きる社会」
(c)2010 Laboratory X, Inc. ドキュメンタリーの分野に'観察映画'と銘打ち台本(構成表)、台詞、音楽なしのリアルな画像で出来事の本質を追っていく想田和弘監督の第3段の作品。なん…
Movie「一枚のハガキ」――いのちの輝き語る瑞々しい映像
(c)2011「一枚のハガキ」近代映画協会/渡辺商事/プランダス 今年4月に99歳の誕生日を迎えた脚本家で映画監督の新藤兼人が、「これが最後」と公表して昨年撮り挙げた監督作品。自身が1942年、32歳…
Movie「光のほうへ」――心の暗闇から解き放つ愛の光
衣食足りて礼節を知るといわれる。だがそれは、衣食の足りる生き方にもよるのかもしれない。国民の8割がルーテル系国教会に所属するが、礼拝出席は5%程度といわれる。'もっとも幸福な国'と評された福祉国家デン…
Movie「幸せの太鼓を響かせて~INCLUSION~」――努力して、進まない明日はない
(c)2011 able映画製作委員会 サブタイトルの'INCLUSION'(インクルージョン)という言葉に、耳慣れていない方がおられるかもしれない。福祉の用語としては、「全ての人々を孤独や孤立、排除…
Movie「マイ・バック・ページ」――社会革命に胸を熱くした時代の青春と挫折
(C)2011映画「マイ・バック・ページ」製作委員会 1971年(昭和46年)に埼玉の陸上自衛隊朝霞駐屯地内で歩哨に立っていた自衛官が刺殺され、現場に新左翼のヘルメットが置かれていた朝霞自衛官殺害事件…
Movie「4月の涙」――内戦の狂気のなか儚くも信念に生きた男女
100年ほど前、フィンランドで内戦があったというイメージがあまりない。まして、片方の陣営は'男女平等'の理念から女性の志願兵を受け入れ、2000人ほどの女性が兵士として戦った。 その内戦末期に、敗走…
Movie「メアリー&マックス」――受け止められた“自分らしさ”
(c)2008 Screen Australia, SBS, Melodrama Pictures Pty Limited, and Film Victoria FacebookやMixiなどソーシャ…
Movie「マーラー 君に捧げるアダージョ」――愛憎激しい時期の作品から読み解く深み
(c)2010, Pelemele Film, Cult Film, ARD, BR, ORF, Bioskop Film GmbH 若い妻アルマの激しくも献身を貫いた大作曲家グスタフ・マーラーへの愛…
Movie「戦火のナージャ」――何のために神は生かしてくださったのか
(c)2010, GOLDEN EAGLE. 独ソ不可侵条約を破棄し宣戦布告のないままソビエト領に攻め込む惨状を描きながら、戦争の理不尽な極限状況に在ってもその恐怖を乗り越えさせる人間性の奥底にあるも…
Movie「大地の詩(うた) 留岡幸助物語」――“一路白頭ニ到ル”の気概と出会いの人生描く
脱走した囚人たちを捕えて空知集治監へ引き連れていく有馬四郎助 (C)現代ぷろだくしょん 東京、北海道の自然環境と'夫婦小舎'制による更生教育で'不良少年更生の父'と称される明治期の社会事業家・留岡幸…