韓国で経済的に厳しい家庭、及び多文化家庭で生まれ育った児童、青年らが生活を共にする家族共同体「プルンチョジャン(緑の牧場)」。そのオーケストラが来日し、演奏を通して日韓の若者が交流しキリストによる平和をつくる者とされることを願い、8月4日から7日まで、都内の教会などでコンサートを開いた。
 1992年に創立し、今年で24年目になるプルンチョジャンは、構成員全員、複数の芸術ができるよう教育する特色ある運営で、現在、金管、木管、弦楽器、韓国伝統楽、声楽などの音楽的な面と、ドラマ、舞踊、体育など多様なものを用いたパフォーマンスを演出している。プルンチョジャンオーケストラは、毎年の定期演奏に加え、国内外で巡回演奏を行い、2011年からは大韓民族国際管弦楽祭、2014,15年には済州国際管楽祭、第18回アジア太平洋国際管楽祭の招待を受けるなど、その実力には定評がある。
 8月5日、東京・文京区向丘の東大YMCAホールで開かれたコンサートでは、賛美歌やYou raise me upなどをブラスバンドで演奏、アメイジンググレイスをアカペラで合唱した。また、放蕩息子のたとえ話をモチーフにした寸劇、韓国伝統舞踊の扇舞、テコンドーの試技などのパフォーマンスも披露され、会場を沸かせた。
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