キリストの福音を全世界に宣べ伝える「世界宣教」の様相は、ソ連・東欧などの共産圏が崩壊した1989年以降90代にかけて大きく変容しました。当時、社会の変動にあえぐルーマニア、内戦の傷が癒えない旧ユーゴスラビアなど激動の東欧に入っていった石川秀和宣教師が、このほどその経験を著書『世界宣教はだれのもの?|激動の東欧から何が見えたか|』にまとめました。手探りで未知の世界に飛び込んでいった石川一家の経験は、世界が大きく変動している今また、「私たちにできる世界宣教とは何か」を問いかけてきます。石川氏がこの本で提起したことを手がかりに、東欧・共産圏宣教のパイオニア「ミッション・宣教の声」主幹の黒田禎一郞氏と話し合ってもらいました。

新年特別号16・17面